雑記

【コラム】新米ソーシャルワーカーが考える「自殺を無くす方法」とは?

こんにちは、リョーマです。

先日俳優の三浦春馬さんが自殺で亡くなったというニュースが飛び込んできました。

つい先日テラスハウスに出ていた木村花さんも誹謗中傷による自殺で亡くなったばかりだったので、とても驚きました。

私はドラマや映画はほとんど見ないので、どんな俳優さんか詳しく知っている訳ではありません。俳優としてよりも、「おーいお茶」CMのイメージのほうが強いくらいです。

それくらい、「彼の死そのもの」は私の生活に影響がないはずなのに、「悲しい」という感情は、事実として、私の心に重くのしかかっています。

 

年間2万人もの自殺者がいる

年間の自殺者数

三浦さんの死がセンセーショナルだったのは、華やかな世界で活躍する人気絶頂の俳優が「自殺」という選択肢を選んだことのギャップが激しかったことによるものかもしれません。

しかし、報道されずに自殺で亡くなっている方がほとんどです。

実際にどれくらい自殺者がいるか調べてみました。

下の表は厚労省から出ている最新の自殺者の統計データです。

 

 

平成15年の3万4千人をピークに徐々に減っていますが、いまだ年間2万人もの人が自殺で亡くなっています。

これは1日あたり55人もの人が自殺で亡くなっている計算です。

今こうやって文章を書いている間にも日本のどこかで誰かが自殺しています。

 

自殺の原因・背景は?

原因・動機が明らかなもののうち、個々の要因別にみると、その原因・動機は以下通りです。

  1. 「健康問題」(9,861人)
  2. 「経済・ 生活問題」(3,395人)
  3. 「家庭問題」(3,039人)
  4. 「勤務問題」(1,949人)

健康問題が一番大きいですが、その他の問題も複合的に絡み合っていることが多いようです。

三浦さんはどれに当てはまるかはわかりませんし、ワイドショーを見て、知りたいとも思いません。

ただ、一つ言えるのは、有名人であろうが、一般人であろうが、亡くなった命の重さに変わりはないということです。

メディアは三浦さんの自殺の理由などゴシップじゃなく、もっと社会問題として取り上げてほしいと切に願っています。

 

 

ソーシャルワーカーとして自殺について思うこと

自殺はいけないことなのか?

そもそも、自殺はなぜいけないことなのでしょうか?

 

まず最初に申し上げると、私は自殺肯定派です。

本人がどうしても辛くて死にたいのなら死ぬ人間は辛くなったら死ねる選択肢があっても良いのはないかと思っています(このあたりは写真家の幡野広志氏の考え方の影響が大きいと思います)。

もちろん、法的や倫理的にもクリアしなければいけない課題は山積みだと思いますが。

ただし、相談援助者としては全力で止めます。なぜなら止めるのが仕事だからです。言い換えれば自分のために止めているのです。

 

自殺は周りを悲しませる死に方

こういう考えの私でも、自殺は良い死に方とは思っていません。

死に方ランキングでもトップクラスに嫌な死に方です。なぜなら、自殺は「圧倒的に周りに迷惑を掛ける死」だからです。

こういうことを言うと「じゃあ誰にも迷惑掛けないで死ねば良いのか」と言われそうですが、捜索願を出されたり、死体を片付けたり、確実に誰かが嫌な想いをします。

どうせ死ぬなら、周りを笑顔にするくらいの死に方の方がカッコ良いじゃないですか?

 

相談援助での失敗談

私が知っている高齢者で自殺された方がいました。

その方は家族問題や健康問題を抱えており、以前から「死にたい」と漏らしていました。相談援助者として関わったことがあったのですが、その事実を知った時、本当に「悔しい」という気持ちでいっぱいでした。

自分も、家族も、それに関わる全ての人達も、無力感しかありませんでした。

死と言う結果が同じなら、周りを「あの人の生き方よかったねと言わしめる死に方の方が良い、とその時強く思いました。

そして、そういった死に方が実現させるのが相談援助者の腕の見せ所だと思っています。

これは本人不在の、相談者のエゴなのかもしれませんが、本心からそう思っています。

 

自殺をしたいとすら思わない社会を作りたい

相談援助のプロとして自殺を止めるには?

それ以来、少なくとも自分の関わる方からは自殺者は出さないと心に誓いました。

その目標を実現するためには何が必要か?

私の答えは、とにかく自分の行動を見直すこと。

具体的には「とにかく話を聴くこと」。相談援助の基本である傾聴を徹底して行っていこうと思いました。

 

アドラー心理学で、「課題の分離」という言葉があります。

 

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どれだけ自殺する人を変えようとしても、最終的にするかしないかを決めるのは本人。私の課題ではありません。

自殺を無くしたいのであれば、変えるべきは自分たちの行動なのです。

本田圭佑さんがまさにそのことを仰っていました

 

彼のように大きいスケールで行動することなど到底できません。

私ができる範囲で行動していきます。

ソーシャルワーカーの端くれとして、できることをしていきます。

 

辛いことがあっても一ミリも自殺をしようと思わない社会を

一番良い解決方法は、辛いことがあっても自殺をしたいと一ミリも思わないくらい、楽しく生きられるを社会を作ることだと思っています。

 

そのための第一歩は、自分が楽しく生きること。

そして周りの人にそれを伝えること。

 

自殺を肯定しつつ、自殺がなくなれば良いと言うのは矛盾しているかもしれませんし、これは完全なる理想論です。

 

でも、ジョン・レノンはイマジンでこう歌っています。

You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you’ll join us
And the world will live as one

僕のことを夢想家だと言うかもしれないね
でも僕一人じゃないはず
いつかあなたもみんな仲間になってそして世界はきっとひとつになるんだ

 

みんなで行動すれば少なくとも理想に少し近づくはず。

ソーシャルワーカーのみなさん、今回のことを機に改めて自分の相談援助に向き合ってみませんか?

 

 

思ったままに書き殴ってしまったので、乱文乱筆ご容赦ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。