こんにちは。
現役介護士のリョーマ@Ryoma_Sugiです。
私は学生時代から介護業界一筋で働いてきましたが、運悪く、
理想の介護を追いすぎて職員が毎月辞めていくグループホーム、
毎日0時近くまでサービス残業がある福祉用具の営業、
と、2か所で超ブラック企業での勤務を経験。
壮絶な転職活動を経て、現在土日祝休みで年間140日休日が取れるホワイト企業への転職を成功させることができました。
ブラック企業で疲弊している方、待遇が不満の方、職場の人間関係で悩んでいる方に向けて記事を書いています。
目次
介護職が転職すべきたった一つの理由
先日こんな呟きをしました。
これほんとですね。2035年には35万人もの人材が不足するとも言われている超売り手市場がくるので、介護士は余裕で働く場を選べます。
そして、介護士から選ばれない事業所や施設は淘汰されていく。 https://t.co/zK7Hvl002X— リョーマ/介護士 (@Ryoma_Sugi) April 7, 2019
これは介護ブロガーたんたんさん(@tantan4423)の呟きを受けて引用RTさせて貰ったのですが、これには明確な理由があります。
転職すべき理由=圧倒的な介護士不足
介護職が転職すべきたった一つの理由は、圧倒的な介護士不足だからです。
詳しく説明すると、日本は世界一高齢化が進んでいるので、介護士の需要が急激に増えています。
にも関わらず、圧倒的に供給が少ない現状です。
例えて言えば、介護士という株価が急騰しているのです。
圧倒的に人材不足なのは国も正式に発表しています。

厚労省HPより
厚労省の発表で2025年には37万人も不足すると言われています。
これはとてつもない数ですよね。あと数年で日本で言うと東京都品川区とか長野県長野市の人口と同じくらいの介護士を確保しないといけないのです。
国は苦肉の策で外国人介護士を受け入れることを発表していますが、本当に実現するかは不透明です。
さらには、「景気が良いと介護業界には人材が回ってこない」と言われているように戦後最長の好景気と呼ばれる今の経済状況は、介護業界には逆効果で人材不足に拍車をかけています。
介護職が高待遇で働くためにとるべき戦略は?

そんな「超売り手市場=働き手に有利」な状況になっていても、介護士の働き方やマインドセットが変わらなければ意味がありません。
そこで、自分が考える今後介護士がとるべき戦略と行動をお伝えします。
1.情報弱者にならない
自分の置かれている待遇が良いのか、悪いのか比較対象がないとわからないです。
なので、自分が働いている法人がどれくらいの待遇なのか客観的に把握することが大切だと思います。
比較対象を作るため、今業界内がどんな状況なのか、どれくらいの待遇で働けるのかなど情報を把握しておくべきですね。
最近の例で言うと「ベテラン介護士が8万円給与アップする」というニュースがありましたが、そういった業界のトピックスを知るだけでも違うと思います。
今の時代スマホ一つで簡単に調べられますし、コンビニに置いてある求人情報誌でも良いし、情報を集めるのはとても簡単なので、普段から何気なく見ておくことをおすすめします。
2.転職のハードルを下げる
介護業界では他業界と比べて転職が多い文化だと思いますが、今後はさらに転職が当たり前になってくると思います。
なぜなら、圧倒的に介護士不足なので、どこの事業者も
プロ野球選手も高待遇を求めて移籍するように、介護士も高待遇を求めるのであれば移籍も当然の選択肢だと思います。
もし転職を考えているのであれば、転職サイトに登録をしたり、ハローワークへ行ったり、すぐに行動を起こしましょう。
3.資格を取る
現在の介護業界において、介護保険事業を運営していく上で多く収入を得るために資格が必要なシステムになっています。
なので、転職にさらに有利になるように資格取得がおすすめです。
とはいえ、今は法人が資格取得費用を出してくれる所も出てきているので、自分で費用を出さなくても働きながら無料で取得することもできます。
例えばケアマネに関して言えば、今後主任ケアマネが管理者要件になるため、確実に需要が高まります。
4.法人と待遇の交渉をする
今働いている法人と給与の交渉をするのも一つの手だと思います。
その際に他の法人の待遇などを引き合いに出して、給与水準を上げていくというのは有効だと思います。
とはいえ、給与を上げる交渉は、精神的にも負担が大きくハードル高いですよね。
やはり高待遇を勝ち取るには転職を活用していくのが近道と言えそうです。
まとめ
介護人材不足を武器に待遇を上げていくための行動
・介護業界の情報を集める
・資格は積極的に取得する
・どんどん行動していく
という感じです。
業界として、介護士の待遇を上げるためにも人材を流動的していくと良いと思います。
将来的にフリーランス介護士なども出てきたら面白いですね。
もっと介護士の待遇を上げていけるよう、自分なりに行動を起こしていきたいです。
最後までお読み頂きありがとうございました!